le journal des papillons
ラ・レーヴ・デ・パピヨン』の徒然日誌

不安な一夜


「ルゥ、起きて」


信じられないような時間に無理やり起こされて
はじめは少し不機嫌だったけれど、

レオ兄様の真剣な表情と
深刻そうな話し方で
一瞬にして目が覚めたわ。


私たち ルドロウ・キャッスルに住む子供たちは―

ロミオ兄様も
レオ兄様も
サディも
私も

みんな、お父様はみんな<お父様>だけれど
お母様はそれぞれ別の<お母様>

<お母様>たちは既に亡くなっていたり、
実家に戻って生活していたり、
それぞれなのだけれど…

レオのお母さんは、今は実家のある街で
一人でひっそりと暮らしているって聞いたわ。
あまり、ふだんはしない話題だけれど…
むかし 一度だけそう聞いたことがあるの。


「夜明けには出発しようと思う」


そう言って、ミシェルの部屋の方へ
ひとり向かったレオ兄様…
これからどうなるのかしら?

ミシェルのことを思うと、胸が痛い
でも このままってことはないわよね?



今願うことは

早くこの不安な夜が明けること…。 
 
 
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いつまでも…


ハッピー・ニュー・イヤー!

みなさん、ごきげんいかが??
ルゥです♪


私とレオ兄様、

今年はパピヨンで年を越したのっ!


年越しの夜は、メイドたちも呼んで…
ちょっとだけはしゃいだのよ


ちょっとだけ…、ね


前に私の誕生日に、
ルドロウで行われたアニヴェルセル・パーティー

そこでローラとリサが披露してくれたダンスを

メイド達みんなで踊ってくれたのっ!


なんだか懐かしくって、嬉しくなっちゃったわっ。

あれがもうおととしのことなのね


もちろん、そのときを忠実に再現するために
アルマンにも踊ってもらったのよ

シャンパンをアルマンに勧めたら…

みるみるうちに頬がピンク色になって

快く引き受けてくれたわ♪


これで忘れられない思い出ができたわね、

ねぇミシェル!


ミックは相変わらずふてくされていたけれど
年越しの夜はやっぱり少しだけ機嫌がよかったみたい

アルマンのダンスに文句をつけて

自分でステップを踏んで見せていたもの♪


年が明けたら、やっぱり元通りだったけれど…



ねえ、ミシェル

ミシェルは来年から兄様と
ルドロウで暮らすのでしょ?

だったら、また来年もこんな風にみんなで

賑やかで楽しいパーティーがしたいわっ!


きっとよ!


約束ね♪
 
 
 
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女の子らしく、


フワフワのドレスを着て
パピヨンのみなさんにご挨拶

ごきげんよう♪

おしとやかにドレスの裾をつまんで挨拶すると
ミシェルのつけてくれた香水がふわりと香る

いいにおい…


廊下でばったり出あったローラは面食らったような顔で
他のみんなもビックリした顔をしてたけれど

ふふっ

こういういのもなんだか悪くないわね♪


マリー・アントワネットになったような気分で
ミシェルの部屋で 女の子2人で午後のティータイム。

セシリアの作ってくれた焼き菓子を食べながら
そのちょうど良い加減の甘さにうっとりとしていると…



チリリリリン!



夢から覚まされるような
威厳のある鳴らし方のベルの音

大広間の方からかしらっ?


こんなベルの鳴らし方をするのは
パピヨンには一人しかいないわっ


なんだかちょっぴり、ヤな予感…。


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女の子の憧れ


二つ年上の従姉、ミシェル・・

姉妹がいない私にとって彼女は
年の近いお姉さんのような存在


クローゼットの前で
色とりどりの鮮やかなドレスを
とっかえひっかえ、ファッションショー


淡いピンクのルージュと
粉雪のようなパウダーで
かわいいプリンセスに変身


新鮮なタマゴとチョコレートを
たっぷり使ったショコラシフォンで
優雅にティータイム


ベッドの中で二人で
憧れの恋愛小説を読んで
涙の洪水


やりたくてもやれなかったこと
本当はいっぱいあるの



まずは、ゆっくりお話をしたいな


そうね


レオ兄さまとのこと・・・聞かせてくれる?
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