le journal des papillons
ラ・レーヴ・デ・パピヨン』の徒然日誌

ラストダンスは君と…


いよいよ週末に迫ったパーティー!
皆はどんなドレスで来る予定?

なかには、ボクのように
この日の為にリリィー・テイラーで仕立ててもらった衣装を
着てくるって子もいるんじゃない?



そういえばパーティーの企画を考えてる時に
一つ面白いことを思い付いたんだけど・・
そのために早速リリィにお願いして
仕立ててもらったものがあるんだ!

ま、当日になればわかるよ!

それに…あの子も来るしね。
今まで満足に外へ出られなかった分、
パーティーの時ぐらいは、思いっきり羽を伸ばしてほしい。
そうしたら、きっと…

なーんてねっ!
誰が来るのか気になるかい?
それとも、ボクに気になる子がいるってことの方が気になる?
フフーン♪秘密さっ!
 
そうだなぁ…
いつかのリボンのお返しに
心ゆくまで楽しんでいって欲しいと思ってるよ。
ミック * comments(0) * trackbacks(0)
クレープ・シュクレ

 「おはよう、セシー!」



明るい声と共に後ろから伸びた手に
見事奪われた焼きたてのカヌレ



叱ろうと顔をしかめてみるものの



「ん〜!セシーのスウィーツは最高だね!」



そんな風に口いっぱいに頬張りながら
満面の笑みで言われては苦笑するしかありません


「でも・・クレープが食べたいなあ・・」



テーブルに頬杖をつきながら
年が明けてから一度もクレープを口にしていないと
口をとがらせるその姿が妙に懐かしくて目頭が熱くなってしまいます


シャンドルール(聖燭節)にクレープを食べないと
その年の小麦は不作になるといいます



今年は召し上がる方がいらっしゃらなかったから
焼いていませんでしたね

 

そうね
パーティーのデザートはクレープにしましょう



仕入れたばかりの上質な小麦粉と
新鮮な卵に絞りたての牛乳


そうそう
アルマンさんの秘蔵のブランデーを少しだけいただいて


手作りバターで表面がカリッとするまでしっかりと火を通せば
セシー特製クレープの出来上がり

 

さあ、召し上がれ




春の到来と家族の幸せを願って

セシリア * comments(0) * trackbacks(0)
招待状

photo by:プルメリア(photost.jp)


いつもと変わらない、窓からこぼれる日の光。

毎朝、声をかけてくれるアルマンの声。


そして、あの方からの手紙が届く。



こんな日々が来るなんて、少し前の私には想像もつかなかった。




ミックが休暇で帰ってきて、少し賑やかになって。

フフ。何だか昔に戻ったみたいね。


あの人だけは…もう居ないけれど、でもそれは、仕方の無い事。。


今は、今だけは、このまま

こうして笑い合っていたいの。



もうすぐ、久しぶりのお屋敷でのパーティが開かれる。

パーティなんて、本当に久しぶり。


あの方にも招待状を出しましょう。

ずっと、私を励まし続けてくれた、あの方へ。


精一杯のお礼の気持ちを込めて。



お会いできたらその時は、

きちんと、笑える様に。
ミシェル * comments(0) * trackbacks(0)
思慮と思惑


マイケルさまがヘイスティングスより一時帰省された。
学園にて指導を受けたせいか
そのお顔の変化に少しだけ頼もしさを感じるようになりました。

ミシェル様も少しずつではあるものの
お部屋からお屋敷内を歩くようになり
少しずつではあるものの、良い方向に向かっていると感じます。

しかし、これが必ずしも昔に戻るという事ではないのは
しっかりと意識しなければなりませんね。

マイケル様にしろ、ミシェル様にしろ
今はご自分で考えたことを、いろいろと実行してみる時なのだと思います。

私は・・・ただ帰る場所をしっかりとお守りするだけです。



・・・・・
・・・・・

さて、これで全ての招待状は揃いましたね。
一通、なにやらなくなっていたのもありましたが
私自らチェックをしたお陰で、事なきを得ました。

本来なら、期間に余裕のない招待状の送付は失礼なのでしょうが
今のミシェル様の状態を考えると、なかなか判断は難しいところです。

ですが・・・
これが一筋の光明になってくれれば良いのですが・・・

もちろん、マイケル様もです。
懐かしきあの方はお見えになられるのでしょうか?
私も楽しみではあります。
アルマン * comments(0) * trackbacks(0)
やぁ、ただいま。

このパピヨンに帰ってくるのも、随分と久しぶりだなぁ。



相変わらず、甘い香りが漂う邸内…
この3年間で使用人の顔ぶれも随分と変わったんだ。



アルマンとセシリアは勿論の事。



ほら、あそこにいるメイド長のソニア。
メイドのシェリーに、ナターシャとアニー、そしてリアン。



あぁ、いつもオドオドしててからかい甲斐のあるフットマンのネビル。
なんでも、アルマンの後輩の息子だとか言ってたなぁ〜



残っているのは、
あの世話好きのエミリーに、好奇心いっぱいで働き者のニーナ!



考えてみると、
月日なんてものは知らないうちにあっという間に過ぎていくんだよね…



ミシェル姉様はあの頃に比べ、随分と顔色も良くなってて安心したけれど…
体調の方はまだ万全ではないみたいだから、気を付けないとね。



それでさっ!
この久しぶりの帰省に、ひとつパーティーを開こうと思って。



やっぱりこの時期にぴったりのイベントといったら…―――
そう、St. Valentine's Day。



恋人たちが愛を誓うイベント、だなんて。
本当は、姉様の為にと思って開くパーティーだったんだけど…


まぁ、例の件も順調に準備が進んでるし、
ゲストも決まって、あとは招待状を送るだけ!



あぁ、そういえばこの前、姉様とアルマンがこっそり話をしててさ。
気になって立ち聞きしてたら、エグレッタなんて単語が出て直ぐにピンッときた!



傷心の姉様に寄り付くなんて抜け目ないというか、
あいつだったら納得というか…
そんな事態を黙って見過ごす僕じゃないって事は知ってるよね?



だけど、流石アルマン。
案の定、何通かフェイクがあるみたいなんだ…
手当たり次第に館内を探したら昨日は2枚、今日は3枚も見つかった。

どうやら、その人物の招待状はアルマンが厳重に保管してると踏んだよ。
そしたら残るはアルマンの部屋のみ…


今度こそ、本物の招待状を小さく破いて捨ててやるんだ!

ミック * comments(0) * trackbacks(0)